会場/ホテルオークラ:平安の間
大変お忙しい中に、これだけ多くの皆さんに足を運んでいただきましたこと、心から厚く御礼申し上げたいと思います。
皆さんの力をいただきたい、ご支援をいただきたい、勇気をいただきたい、ということで、今日は心待ちにこの日を迎えたところであります、本当にありがとうございました。
仙谷さんは、実は徳島で今日用事がありましたが、ぜひ来てくれと言いましたら、いろいろと調整して来てくれました。心からありがとうと言いたいと思います。
18年前選挙がある前、1月でしたけども、仙谷さんから電話があって、龍さん、通ったら一緒に頑張ろうや、ということで、まだ通ってもおらんとに、そりゃないですばいと。本当に素晴らしい友人で、一緒に都市計画法や建築基準法とかいろんなことを勉強しながら日本のまちづくりをはじめ様々な問題に取り組んできました。
昨年は皆様方に大変お世話になりました。
去年の統一地方選挙では民主党の若い県会議員、市会議員が誕生いたしました。
最初の頃は、いろんな集会をやって、龍さん頑張ってと、言われながら、ところで何という政党やったかいね、と。民社党やったかね、新生党やったかね、となんかいろんなところで言われて、いや、「民主党です」と言うておりました。若い議員さんよく聞いとかないかんですよ。それから11年経ってようやく、蒔いた種が実を結んできたな、と思っています。
そういう時期から支えていただいた皆さんに、心から厚く御礼申し上げたいと思っているところであります。
去年暮れに私は感動した言葉がありました。薬害肝炎で大阪高裁の和解案を原告団が拒否をいたしました。その原告団のひとりの女性の方がこういうことを言われました。「私たちだけが原告ではありません。事情があって、都合があって原告になれないたくさんの人がいます。その人たちのことを思ってください。たとえ、一律救済になって、私たちの補償の額が減ったとしても、私たちは一律救済を望みます」という、凛とした言葉を聞きました。まさに、志の高い言葉だったな、と。そして、なんとしても一律救済しなければならないということで、この1月にまだまだ不十分ではありますけれども、その道が開けました。そういう人たちがいるということに私はたくさんの勇気をもらいました。
それにつけても、厚生労働省や防衛省、そういった情報の隠蔽体質みたいなものは本当に許すことが出来ません。
厚生労働省は旧内務省ですので、いわゆる、予防と隔離ということをずっと戦後やってきました。ハンセン病の問題もそうです。HIVの問題もそうです。製薬会社の方ばっかり顔を向けて被害者のほうには向けない。隔離をする、予防行政をする、そういったことに明け暮れて、最終的には情報を国民に提示をしない、という状況が続いてきました。
防衛省は国益を守る組織であります。それが随意契約とか、いわゆる調達とかでアメリカに高いお金を払って国益を損ねている。おそらく守屋前事務次官も志は最初高かったと思いますけれども、そうではなくなった。もう一度政治や行政そして商いをする人も職人気質を持って志を高く、と私は考えているところです。
先ほどガソリン税の話がありました。私はいろいろ悩みました。12月7日に暫定税率を10年延長するという与党案がまとまりました。最初まとまったのは65兆円でした。そして数日でこれじゃ大きいということで59兆円になりました。政府がマッチをつけて、与党がポンプの役割をする、それが6兆円という差額です。6兆円削りましたから、そして、10年間59兆円を使う、と。
私は10年先から今を見たいと思っています。喫緊の課題がたくさんあります。雇用の問題、教育の問題、福祉の問題、社会保障の問題、そういった喫緊の課題がたくさん目の前にあるのに、道路だけが59兆円10年間使いますよ、という。そしてその道路も大変コストが高い、そして要らない道路もたくさんある。もう一回見直して、我々に本当に今必要なものを考えなければならない、というのが私の主張であります。
そういう意味では25円値下げありきではなくて、暫定税率をもう一回見直す、または廃止をする、そして、これからの社会資本の整備のあり方を考えていく。
例えば地域医療の中核的な担い手である、第二次救急病院、というのがありますが、この2年間で235の病院が救急の役割を取りやめました。大変な事態になっています。どこの病院からも拒否されて、挙句の果てに亡くなる、流産をする、そういうことがおこりました。目の前にあることに政治は目を向けていかなければいけない、と考えています。
2002年を底に、景気がいいと小泉さんも安倍さんも福田さんも言われています。しかし私はこの景気は本物ではないと思っています。いまお金を儲けている人たちはですね、一部の何とかファンドとか、何とか外資系とか、一部の人たちだけであって、この人たちは、地域にお金を落としません。商店街で物を買いません。タクシーにもおそらく乗らないでしょう。そういう一部の人たちがどんどん富を吸収していって、地域にそれが全く落ちてこない。不思議な景気の上昇だと思っています。これからは、そういった地域にお金を使う人たち、中間層を膨らましていく政策をどんどん行なっていかなければならない、と私は思います。中小企業対策や頑張っても報われなかった人たちにセーフティネットを作る。そういったことも含めて、活力をもう一回取り戻す仕事をしっかり行なっていきたいと考えております。
先ほど、建築確認申請の話が出ました。太田経済財政担当大臣がですね、今年の1月にこんなこと言ってました。去年は大変苦労しました、今年は大丈夫です、という話をしました。遅れた4ヶ月は取り戻せません。そういったことが分からない、本当にのん気な大臣でしたけれど、本当にこの4ヶ月の遅れがどれだけ、日本の経済にとって大きかったか、ということを。0.6ポイント、GDPを下げたということです。こういうことにも目をしっかり向けていきたいと思います。
いま、サウスカロライナでは、大統領の予備選挙があっています。日本は2005年、3年前に小泉さんのもとで選挙は行なわれました。しかし、その後、いわゆる自民党の持ち回りで安倍さんという総理、そして福田さんという総理が誕生いたしました。私は、もうそろそろその総理たちが洗礼を受けていかなければならない。解散をして、選挙をやるのが、憲政の常道だろうと思っております。これからまた大変先の見えない状況ですけれども、しっかり前を向いて頑張っていきたいと思います。去年の言葉が偽装の偽という言葉でありました。私は同じ「ぎ」でも、義理の義、社会正義の義、民主主義の義、そういった一年に今年はしていきたいと思います。これから松本龍、まっすぐ前を向いて、頑張ることのお誓いをして、今日の感謝の言葉に代えたいと思います、ありがとうございました。
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