私の母は「瑠璃子」という名前です。
ルリコ・・・ちょっと都会的で、シャレた名ですが、実は、母は、浄土真宗本願寺派の寺の長女で、「瑠璃」という言葉は、お経の中から、選んだものだったそうです。
名付け親の母の父、つまり私の母方の祖父は、寺の住職であり、絵をたしなんだり、なかなかシャレた人だったと聞いています。その「瑠璃」について、ちょっと調べてみました。
「瑠璃色」というのがあります。言葉は知っているけれど、どんな色なのか分かっている人は少ないと思います。
かく言う私も、つい最近まで知りませんでした。
ある百科事典によると、深い紫味の青。名は、宝石のラピスラズリにちなむ。とあり、また、別の資料によりますと、仏教では、極楽浄土を飾る7つの宝のひとつと言われています。
祖父がそこまで、博識であったかどうか、今となっては分かりませんが、いい名だな、と思います。
ところで、ラピスラズリという鉱石も実は最近知ったのです。「フェルメールの青」がこれだったのですね。
アフガニスタンなどに産する稀少な石で、人によってはダイアモンドより価値を見出しています。
オランダ、デルフトの画家フェルメールは、この鉱石を砕いて、あの有名な「真珠の耳飾の少女」の頭のターバンを描いたらしい。(この絵は「青いターバンの少女」という別のタイトルもあるそうです)
なるほど、あざやかなルリ色です。しかもたいそうお金のかかった絵でもあるのです。(奥さんがお金持ちだったらしいですね)
彼は43歳で亡くなりました。寡作ゆえに惜しいですね。個人的には「牛乳を注ぐ女」や「デルフトの夕景」などの方が好きなのですが、どの絵画も素晴らしい作品です。
ともかくも、母の名からはじまり、アフガニスタンを旅し、オランダの画家までたどりつきました。おまけに極楽浄土まで垣間見ることが出来ました。
おかあさん、ありがとう。ずっと、元気でいて下さい。
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